阿部のメルマガ

阿部工業は大丈夫なのか?

1.元気です

有難い事に、現在の阿部工業は忙しい日々を送っております。受注量も現時点では減っておらず、5月は例年並みの稼働状況が続いております。とはいえ、社員の健康状態にはいつも以上に気を配る日々となりました。これて社内にウイルス感染が発生すれば我々は2週間近くも工場稼働が停止になります。1日1日の稼働の積み上げと、品質管理の積み上げこそが我々の未来に繋がっていくわけですから、2週間の稼働停止は本当に厳しい。勿論、ウイルスは自然災害ですから発生したら国の要請に準じた一早いリカバーに取り組みます。こういう状況だからこそ、社員とのコミュニケーションはいつもより増し増しです。むしろこれが品質管理の新しい可能性を開くように感じております。

2.加工を止めない

弊社の事業である精密板金加工は、蓄積された投資と加工技術に裏打ちされたものです。基本的には設備投資が新しいニーズを開拓すると言えるのではないでしょうか。では、人間は何を求められるのかといえば、加工技術は勿論のこと、マネジメントです。町工場である阿部工業には、毎月1,200を超える部品の加工依頼を頂いております。難易度の高いものから安易なもの、リピート品、初めての素材、初めての図面にいたるまで千差万別です。これらひとつひとつにミスがでないような段取りと、チーム編成、プロセス構築の全てはやはり人間の技。当然、ボトルネックの部署があればその加工スキルを持った人間が瞬時にカバーすることも実行します。これらが揃っているか否かが、板金工場のバリューだと考えております。加工を止めないということは人間のマネジメントが止まらないということでもあると思っております。

3.新しいチャレンジ

これはいつも話している事なのですが、やはりこれまで取り組んだことのない素材や分野に関しては場合によっては投資をしてでもチャレンジさせて頂きたい。我々には確かにそれ相応の技術はあるのかもしれません。しかし、世の中を動かす機会や製品を生み出しているような企業にはなれません。受託がメインであるからこそ、発注して頂く側の意図や汗を汲み取って、同じようにしっかり汗をかいて取り組む存在であるべきだと考えております。それこそが我々の投資であり、それは時間や技術や人的リソースというものの投資なのだと思います。受託企業である私達がこれをやらなければ、次の未来を読み取りながらの経営行動は難しいものとなります。いつでも投資する心構えと準備を整えるような行動を更に心がけてまいります。

最後までお読み頂き有難う御座いました。初回なので、少し我々の考えていることを強めにまとめてみましたが、社会的な動向に対する思いなども綴っていきたいと思っております。少しでも皆様との新しいコミュニケーションを切り拓いていければ幸甚です。引き続き、阿部工業ともどもどうぞ宜しくお願い申し上げます。